茜色に染まった夕空の下
空よりもさらに赤く染まった大地にしゃがみこむ一人の男と、その男の腕の中で今にも息絶えそうな女の姿があった
男が女の額にかかる髪にそっとかきあげると、女の瞼が力なく開かれた
そこには見える空の赤を吸い込んだかのような瞳が・・・
いつもであれば生気に満ち極上の宝石のようなきらめきを見せるソレは、今はただどんよりと濁っていた
「泣いて・・・るの・・・?」
女が震える唇で言葉を紡ぐ。
「私・・・死ぬの・・・ね?」
男が息をのんだ。
「違うっ! 治癒の魔術を施した! 死ぬわけがないだろう!!」
女が、力なく微笑む。
「う・・・そ。 傷が治って・・・も、血が足り・・・ない・・・わ。」
男は思わず顔をそむける。
女の身体・・・とくに腹部より下は、身に着けた衣服の色が分からないほど赤黒く染まっていた
ってなお話が、引き出しを掃除してたら出てきました。
むか~しに書いてたお話なんですけど、ちょっと懐かしくて読んでたらちっとも
片づけが進みませんでした・・・orz
昔は・・・ってか今もですが、ファンタジーが好きでいつかオリジナルで書いてみたいなぁ~
とか思ってるんですが・・・
もうちょっと文章が上手に書けるようになったら・・・
なんて思ってるので、多分いつまでたっても書けないかと・・・(-_-;)
一つ書きたいネタがあるのですが・・・時間があればもう一個のブログの方で
書いてみたいなと、思います。
(その前にサイトを更新しなさい、って話ですが・・orz)
↓ 以下、拍手&メルフォレスです。
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